Announcements
The 12th meeting of SMTJ Tokyo branch
31. March 2013
関係者各位
ここ東京では、昨年より極めて寒い日が続いているようですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
毎度お馴染み、日本音楽理論研究会第12回東京例会のお知らせです。
今回は、イヴ・モンタンの歌唱で有名な《枯葉》のジャズ・アレンジの様々な可能性、ベルクの初期の歌曲分析、シューベルト《冬の旅》の斬新な解釈と、まったく異なったテーマが3つ並びました。
みなさまの奮ってのご参加をお待ちしております。
なお、当日資料準備のため、ご出席の場合はご一報いただければありがたく存じますが、飛び入りも大歓迎です。
また研究会終了後も、「シュベール国立店」で行なわれる懇親会は毎回議論が白熱しておりますので、こちらからのご参加も歓迎いたします。
★★★ 日本音楽理論研究会第12回東京例会のお知らせ ★★★
2013年3月31日(日) 13:30-17:40 (13:10 受付開始)
会場: 国立音楽大学AI(アイ)スタジオ (JR国立駅南口下車、国立音楽大学付属幼稚園地下) 〒186-0004 東京都国立市中1-8-25 TEL: 042-573-5633
参加費: 一般¥2000/学生¥1000
■ (13:30-14:30)
スタンダードナンバー"Autmun Leaves"のアレンジバリエーションにみるジャズ表現の可能性 寺内克久
■ (14:30-15:30)
タイトル詳細未定 (ベルク《山を越えて》(Über den Bergen)の分析) 今野哲也 ソプラノ独唱: 小川えみ ピアノ: 見上潤
■ (15:50-17:30)
続・シューベルト『冬の旅』の裏物語--冥界のヘルメス 浅田秀子
※ 上記発表時間は10分の質疑応答を含む。
※ 今後の活動予定 (会場はすべて「国立音楽大学AI(アイ)スタジオ」、参加費 ¥2000/学生¥1000)
☆ 第22回例会2013年5月19日(日) 13:30-17:40
=リヒャルト・ヴァーグナー生誕200年特集=
■ 「トリスタン和声が醸し出す妖しい響きについて」 見上潤
■ 「ワーグナーにおけるドミナントの拡大について」 礒山雅
☆ 第23回例会 2013年10月6日(日) 13:30-17:40
=ジュゼッペ・ヴェルディ生誕200年特集=
■ 「タイトル詳細未定 (《椿姫》に関するあれこれ」 甚目裕夫
■ 他未定
☆ 第13回東京例会 2013年12月15日(日) 13:30-17:40
■ ソナタ形式に持ち込まれる多声音楽技法の効果(モーツァルト《弦楽四重奏曲第14番ト長調》K.387 第4楽章) 大野聡
■ 「ゆれ」と「かげり」から見たChopinの「前奏曲集 作品28」 ―楽曲構造とピアニズムの分析― 福田由紀子
■ 他未定
☆ 第14回東京例会 2014年3月30日(日) 13:30-17:40 発表者募集中!
Tokyo branch of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
日本音楽理論研究会東京支部 (見上潤 Mikami Jun)ブログ: The Society For Music Theory Of Japan, Tokyo http://smtjt.blogspot.com/
ホームページ: http://www.geocities.jp/dolcecanto2003jp/SMTJ/index.htm
Secretariat of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
日本音楽理論研究会事務局(本部) ホームページ:http://sound.jp/mtsj/
〒870-0833 大分市上野丘東1-11 大分県立芸術文化短期大学音楽科 小川研究室気付
TEL &FAX 097-545-4429
Email: ogawa@oita-pjc.ac.jp
本部facebook: http://www.facebook.com/groups/205456326182727/
2013年2月24日日曜日
2012年12月9日日曜日
第11回東京例会発表概要 佐野光司
来る2012年12月16日(日)に行なわれる日本音楽理論研究会第11回東京例会で発表する、佐野光司氏の発表概要を掲載いたします。
「ベートーヴェンの「新しい道」とは、どのような手法を意味しているか」 佐野光司
ベートーヴェンの音楽様式の区分について語られるとき、必ず引用される言葉はベートーヴェンが弟子のカール・チェルニーに語ったと伝えられる「新しい道」である。これはチェルニーによると1802年にベートーヴェンがチェルニーに語ったということでベートーヴェンの様式区分の第2期を1802年に求めようとすることが多い。
ベートーヴェンの作品群ではピアノ・ソナタが最も連続して書かれているのでどの作品からを第2期とするかが問題となり、「新しい道」の発言が1802年ということで、その年に書かれたピアノ・ソナタでは《テンペスト》あたりからではないか、としばしば言われてきた。
しかし、作曲家が自分の作法を新たにするとき、最初からその方法論を考案してから行うことはきわめて稀なことと言わねばならない。シェーンベルクの12音技法すら、突然現れたのではなく、12音技法完成の年とされる1921年以前に、6音の音列によって作曲された未完の《ヤコブの梯子》(1917)があり、そうした音体験の後に、12音技法が生れてきたのである。その意味ではスクリャービンの「神秘和音」も考案されて出てきたものではなく、彼の作品の過程の中での音体験から生れてきたもので、その命名もスクリャービンではなく、友人のサバニェーエフが、スクリャービンの《交響曲第5番「プロメテ」》(1910)の和音に付けた名前である。
ベートーヴェンもみずから「新しい道」を見出して、その方向に向かって作曲を新たに開始した、と考えるのはあまりに短絡的であろう。むしろ自分の作曲した作品の中に、新たに今後の方向性を見出して、それを「新しい道」という表現で語ったと考える方が妥当だと私は考えている。
ではどの作品の中にベートーヴェンは「新しい道」という概念を見出したと考えるべきだろうか。私はそれをピアノ・ソナタ第14番《月光》と考えている。ここには20世紀になって「音列技法」と呼ばれる作曲法の原点ともいうべきものがある。
しかし、ベートーヴェンはそうした「音列」的な作曲法を押し進めたのではなく、さらに多様な方法論を身につけていくのだが、すくなくとも1801年~02年のピアノ・ソナタ、そしてヴァイオリン・ソナタ第9番《クロイツェル》(1803)、交響曲第5番(1808)、第9番(1824)などにその手法が見られる。
12月16日にはそうした手法に至る以前のピアノ・ソナタから、いかにそこに至ったかについて話したいので、ベートーヴェンのピアノ・ソナタの《テンペスト》が入っているあたりまでの楽譜を持参して頂ければ幸いです。
「ベートーヴェンの「新しい道」とは、どのような手法を意味しているか」 佐野光司
ベートーヴェンの音楽様式の区分について語られるとき、必ず引用される言葉はベートーヴェンが弟子のカール・チェルニーに語ったと伝えられる「新しい道」である。これはチェルニーによると1802年にベートーヴェンがチェルニーに語ったということでベートーヴェンの様式区分の第2期を1802年に求めようとすることが多い。
ベートーヴェンの作品群ではピアノ・ソナタが最も連続して書かれているのでどの作品からを第2期とするかが問題となり、「新しい道」の発言が1802年ということで、その年に書かれたピアノ・ソナタでは《テンペスト》あたりからではないか、としばしば言われてきた。
しかし、作曲家が自分の作法を新たにするとき、最初からその方法論を考案してから行うことはきわめて稀なことと言わねばならない。シェーンベルクの12音技法すら、突然現れたのではなく、12音技法完成の年とされる1921年以前に、6音の音列によって作曲された未完の《ヤコブの梯子》(1917)があり、そうした音体験の後に、12音技法が生れてきたのである。その意味ではスクリャービンの「神秘和音」も考案されて出てきたものではなく、彼の作品の過程の中での音体験から生れてきたもので、その命名もスクリャービンではなく、友人のサバニェーエフが、スクリャービンの《交響曲第5番「プロメテ」》(1910)の和音に付けた名前である。
ベートーヴェンもみずから「新しい道」を見出して、その方向に向かって作曲を新たに開始した、と考えるのはあまりに短絡的であろう。むしろ自分の作曲した作品の中に、新たに今後の方向性を見出して、それを「新しい道」という表現で語ったと考える方が妥当だと私は考えている。
ではどの作品の中にベートーヴェンは「新しい道」という概念を見出したと考えるべきだろうか。私はそれをピアノ・ソナタ第14番《月光》と考えている。ここには20世紀になって「音列技法」と呼ばれる作曲法の原点ともいうべきものがある。
しかし、ベートーヴェンはそうした「音列」的な作曲法を押し進めたのではなく、さらに多様な方法論を身につけていくのだが、すくなくとも1801年~02年のピアノ・ソナタ、そしてヴァイオリン・ソナタ第9番《クロイツェル》(1803)、交響曲第5番(1808)、第9番(1824)などにその手法が見られる。
12月16日にはそうした手法に至る以前のピアノ・ソナタから、いかにそこに至ったかについて話したいので、ベートーヴェンのピアノ・ソナタの《テンペスト》が入っているあたりまでの楽譜を持参して頂ければ幸いです。
第11回東京例会発表概要 大野聡
来る2012年12月16日(日)に行なわれる日本音楽理論研究会第11回東京例会で発表する、大野聡氏の発表概要を掲載いたします。
「単純な和声に支えられた単純な動機から作りだす壮大な展開(ドラマ)」 大野聡
ベートーヴェンの音楽といえば今日クラシック音楽の代名詞のように扱われ偉大視されている。後の作曲家(ロマン派)への影響力もさることながら、時代や地域を超えて広く人々に訴えかけるからであろう。
しかし彼の音楽は決して着想豊かとはいえない。旋律そのものが美しいとはいいがたく(主題は短い動機の積み重ね)、和声も後のロマン派音楽のような豊富な表現手段を持っているわけではない。
要するにベートーヴェンは決して音楽の語彙が豊かとはいえないのだが、その少ない材料と限られた手段を逆手にとって訴えの強い音楽を作り出している。
その強烈な音楽を構築するにあたって主に用いられているパターンが「ソナタ形式」(先人たちも活用し既に一般的な形式…彼は既成の形式の破壊者でも新たな形式の発明者でもない)である。ドラマティックな表現のために調性から必然的に生み出されたともいえる形式で最大の成果を引き出しているのは、やはり「調性」の持つ根源的な力を引き出し徹底的に活用しているからではないだろうか。
ベートーヴェンの壮大な展開の仕掛けとして主題労作を駆使した手法が有名だが、ここではむしろ調性(和声)を基準に「単純さ」を追求している様子をたどっていきたい。単純明快な基盤があるからこそ、強烈な表現を盛り込め、広く訴えかける普遍性を獲得できたのではないかと思うからである。
今回は特に「壮大なドラマ」が展開される中期作品のソナタ形式楽章から交響曲第3番変ホ長調Op/55(英雄)と弦楽四重奏曲第7番へ長調Op/59-1(ラズモフスキー第1)のそれぞれの第1楽章を追っていき、「単純な壮大さ」を確認していく。
「単純な和声に支えられた単純な動機から作りだす壮大な展開(ドラマ)」 大野聡
ベートーヴェンの音楽といえば今日クラシック音楽の代名詞のように扱われ偉大視されている。後の作曲家(ロマン派)への影響力もさることながら、時代や地域を超えて広く人々に訴えかけるからであろう。
しかし彼の音楽は決して着想豊かとはいえない。旋律そのものが美しいとはいいがたく(主題は短い動機の積み重ね)、和声も後のロマン派音楽のような豊富な表現手段を持っているわけではない。
要するにベートーヴェンは決して音楽の語彙が豊かとはいえないのだが、その少ない材料と限られた手段を逆手にとって訴えの強い音楽を作り出している。
その強烈な音楽を構築するにあたって主に用いられているパターンが「ソナタ形式」(先人たちも活用し既に一般的な形式…彼は既成の形式の破壊者でも新たな形式の発明者でもない)である。ドラマティックな表現のために調性から必然的に生み出されたともいえる形式で最大の成果を引き出しているのは、やはり「調性」の持つ根源的な力を引き出し徹底的に活用しているからではないだろうか。
ベートーヴェンの壮大な展開の仕掛けとして主題労作を駆使した手法が有名だが、ここではむしろ調性(和声)を基準に「単純さ」を追求している様子をたどっていきたい。単純明快な基盤があるからこそ、強烈な表現を盛り込め、広く訴えかける普遍性を獲得できたのではないかと思うからである。
今回は特に「壮大なドラマ」が展開される中期作品のソナタ形式楽章から交響曲第3番変ホ長調Op/55(英雄)と弦楽四重奏曲第7番へ長調Op/59-1(ラズモフスキー第1)のそれぞれの第1楽章を追っていき、「単純な壮大さ」を確認していく。
2012年11月17日土曜日
日本音楽理論研究会第11回東京例会(12月16日)開催のお知らせ
Announcements
The 11th meeting of SMTJ Tokyo branch
16. December 2012
関係者各位
ここ東京では、乾燥した硬質な大気の向こう側に本格的な冬の到来の予感が満ちつつありますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
毎度お馴染み、日本音楽理論研究会第11回東京例会のお知らせです。
ベートーヴェンといえばクラシック音楽のほぼ代名詞でありますが、意外なことには今回、当会で初めて特集することになりました。2発表ともに主に、中期ベートーヴェンの作品を対象にした発表の予定です。発表概要は後日、本東京支部ブログに発表の予定ですので、対象作品等の確認をお願いいたします。
また、まったく偶然でありますが、開催日の12月16日はベートーヴェンの誕生日に当たりました。
みなさまとともに、242歳のベートーヴェンの生誕を祝えることができましたら幸いです。
みなさまの奮ってのご参加をお待ちしております。
なお、当日資料準備のため、ご出席の場合はご一報いただければありがたく存じます。
また研究会終了後、「シュベール国立店」で行なわれる懇親会は毎回議論が白熱しております。
こちらからのご参加も歓迎いたします。
★★★ 日本音楽理論研究会第11回東京例会のお知らせ ★★★
2012年12月16日(日) 12:30-17:40 (12:10 受付開始)
会場: 国立音楽大学AI(アイ)スタジオ (JR国立駅南口下車、国立音楽大学付属幼稚園地下)
〒186-0004 東京都国立市中1-8-25 TEL: 042-573-5633
参加費: 一般¥2000/学生¥1000
=ベートーヴェン特集=
■ (12:30-) 「単純な和声に支えられた単純な動機から作りだす壮大な展開(ドラマ)」
(ベートーヴェン《交響曲第3番》《弦楽四重奏曲第7番》の第一楽章) 大野聡
■ (15:00-) 「ベートーヴェンの新しい道」 佐野光司
※ 今後の活動予定 (会場はすべて「国立音楽大学AI(アイ)スタジオ」、参加費 ¥2000/学生¥1000)
☆ 第12回東京例会
2013年3月31日(日) 13:30-17:30
■ 「続・シューベルト『冬の旅』の裏物語--冥界のヘルメス」 浅田秀子 他未定
☆ 第22回例会
2013年5月19日(日) 13:30-17:40 =リヒャルト・ヴァーグナー生誕200年特集=
■ 「トリスタン和声が醸し出す妖しい響きについて」 見上潤
■ 「ワーグナーにおけるドミナントの拡大について」 礒山雅
☆ 第23回例会
2013年10月6日(日) 13:30-17:40
内容未定
☆ 第13回東京例会
2013年12月15日(日) 時間未定
発表者募集中
Tokyo branch of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
日本音楽理論研究会東京支部 (見上潤 Mikami Jun)
ブログ: The Society For Music Theory Of Japan, Tokyo http://smtjt.blogspot.com/
ホームページ: http://www.geocities.jp/dolcecanto2003jp/SMTJ/index.htm
Secretariat of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
日本音楽理論研究会事務局(本部)
ホームページ:http://sound.jp/mtsj/
〒870-0833 大分市上野丘東1-11 大分県立芸術文化短期大学音楽科 小川研究室気付
TEL &FAX 097-545-4429
Email: ogawa@oita-pjc.ac.jp
本部facebook: http://www.facebook.com/groups/205456326182727/
The 11th meeting of SMTJ Tokyo branch
16. December 2012
関係者各位
ここ東京では、乾燥した硬質な大気の向こう側に本格的な冬の到来の予感が満ちつつありますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
毎度お馴染み、日本音楽理論研究会第11回東京例会のお知らせです。
ベートーヴェンといえばクラシック音楽のほぼ代名詞でありますが、意外なことには今回、当会で初めて特集することになりました。2発表ともに主に、中期ベートーヴェンの作品を対象にした発表の予定です。発表概要は後日、本東京支部ブログに発表の予定ですので、対象作品等の確認をお願いいたします。
また、まったく偶然でありますが、開催日の12月16日はベートーヴェンの誕生日に当たりました。
みなさまとともに、242歳のベートーヴェンの生誕を祝えることができましたら幸いです。
みなさまの奮ってのご参加をお待ちしております。
なお、当日資料準備のため、ご出席の場合はご一報いただければありがたく存じます。
また研究会終了後、「シュベール国立店」で行なわれる懇親会は毎回議論が白熱しております。
こちらからのご参加も歓迎いたします。
★★★ 日本音楽理論研究会第11回東京例会のお知らせ ★★★
2012年12月16日(日) 12:30-17:40 (12:10 受付開始)
会場: 国立音楽大学AI(アイ)スタジオ (JR国立駅南口下車、国立音楽大学付属幼稚園地下)
〒186-0004 東京都国立市中1-8-25 TEL: 042-573-5633
参加費: 一般¥2000/学生¥1000
=ベートーヴェン特集=
■ (12:30-) 「単純な和声に支えられた単純な動機から作りだす壮大な展開(ドラマ)」
(ベートーヴェン《交響曲第3番》《弦楽四重奏曲第7番》の第一楽章) 大野聡
■ (15:00-) 「ベートーヴェンの新しい道」 佐野光司
※ 今後の活動予定 (会場はすべて「国立音楽大学AI(アイ)スタジオ」、参加費 ¥2000/学生¥1000)
☆ 第12回東京例会
2013年3月31日(日) 13:30-17:30
■ 「続・シューベルト『冬の旅』の裏物語--冥界のヘルメス」 浅田秀子 他未定
☆ 第22回例会
2013年5月19日(日) 13:30-17:40 =リヒャルト・ヴァーグナー生誕200年特集=
■ 「トリスタン和声が醸し出す妖しい響きについて」 見上潤
■ 「ワーグナーにおけるドミナントの拡大について」 礒山雅
☆ 第23回例会
2013年10月6日(日) 13:30-17:40
内容未定
☆ 第13回東京例会
2013年12月15日(日) 時間未定
発表者募集中
Tokyo branch of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
日本音楽理論研究会東京支部 (見上潤 Mikami Jun)
ブログ: The Society For Music Theory Of Japan, Tokyo http://smtjt.blogspot.com/
ホームページ: http://www.geocities.jp/dolcecanto2003jp/SMTJ/index.htm
Secretariat of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
日本音楽理論研究会事務局(本部)
ホームページ:http://sound.jp/mtsj/
〒870-0833 大分市上野丘東1-11 大分県立芸術文化短期大学音楽科 小川研究室気付
TEL &FAX 097-545-4429
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本部facebook: http://www.facebook.com/groups/205456326182727/
2012年10月10日水曜日
第21回例会終了!
ちょうど10年を迎えることになった第21回例会を無事終えることができました。多くの人たちに支えられて今日まで持続するに至りました。ここで、ご協力いただいたみなさまに深い感謝の意を表したいと思います。
今回は日本の民俗音楽およびポピュラー音楽に関する演題で、どちらも本研究会史上初のテーマで非常に興味深い世界が開かれました。
自分の興味をとことん追求しておられ、止むに止まれぬ演者の情熱が伝わってくる発表でした。フロアーとの相互コミュニケーションも活発な非常に質の高いプレゼンを提供していただいた川崎、川本両氏に研究会として心からの感謝の言葉を贈らせていただきます。
川崎瑞穂氏の発表は、民衆の異文化に対する反応を、幕末明治初期の洋楽受容に例を取り、レヴィ=ストロースの「器用仕事(ブリコラージュ)」という概念を用いて論じたものでした。具体的には日本人が初めて聞いたであろう西洋人の軍楽隊というものが、古来からの「お練り」の行列と結びついて、「おらんだ楽隊」のように民衆レベルで取り込まれたのではないか、という話でした。川崎氏自身による笛の演奏で旋律の例示がありました。
川本聡胤氏は、プログレッシブロックの代表作であるELPの《タルカス》が、いかに従来のロックの概念から外れているのかに着目し、その中に隠されたクラシックの影響を、異なる別のものが混じる際に、配合具合によって非常に違うものになる、という「間テキスト性の分析」という観点から論じたものでした。
当初、全く違うものかと思われた2題の演題でしたが、実は二つのものの混じりあいという共通のことを扱っており、演者同士もびっくりしておられました。
最後に、本研究会名物”ガチンコ対決”としましてELP《タルカス》の分析を見上が末席を汚させていただきました。一見するとロックだなあ、としか聞こえなかったこの曲が、さまざまな5音音階や教会旋法、美しい”五度の滝”などの反復進行の多用によって構成されていることが明らかになりました。
参加者は19名。設立当初より我々の研究を暖かく見守っていただいている島岡譲先生、楠瀬敏則先生をまじえ、13名が懇親会に参加し、途中席替えなどしながら、21時近くまで話が盛り上がりました。
以上、とりあえず簡単に例会の報告を終えます。
今回は日本の民俗音楽およびポピュラー音楽に関する演題で、どちらも本研究会史上初のテーマで非常に興味深い世界が開かれました。
自分の興味をとことん追求しておられ、止むに止まれぬ演者の情熱が伝わってくる発表でした。フロアーとの相互コミュニケーションも活発な非常に質の高いプレゼンを提供していただいた川崎、川本両氏に研究会として心からの感謝の言葉を贈らせていただきます。
川崎瑞穂氏の発表は、民衆の異文化に対する反応を、幕末明治初期の洋楽受容に例を取り、レヴィ=ストロースの「器用仕事(ブリコラージュ)」という概念を用いて論じたものでした。具体的には日本人が初めて聞いたであろう西洋人の軍楽隊というものが、古来からの「お練り」の行列と結びついて、「おらんだ楽隊」のように民衆レベルで取り込まれたのではないか、という話でした。川崎氏自身による笛の演奏で旋律の例示がありました。
川本聡胤氏は、プログレッシブロックの代表作であるELPの《タルカス》が、いかに従来のロックの概念から外れているのかに着目し、その中に隠されたクラシックの影響を、異なる別のものが混じる際に、配合具合によって非常に違うものになる、という「間テキスト性の分析」という観点から論じたものでした。
当初、全く違うものかと思われた2題の演題でしたが、実は二つのものの混じりあいという共通のことを扱っており、演者同士もびっくりしておられました。
最後に、本研究会名物”ガチンコ対決”としましてELP《タルカス》の分析を見上が末席を汚させていただきました。一見するとロックだなあ、としか聞こえなかったこの曲が、さまざまな5音音階や教会旋法、美しい”五度の滝”などの反復進行の多用によって構成されていることが明らかになりました。
参加者は19名。設立当初より我々の研究を暖かく見守っていただいている島岡譲先生、楠瀬敏則先生をまじえ、13名が懇親会に参加し、途中席替えなどしながら、21時近くまで話が盛り上がりました。
以上、とりあえず簡単に例会の報告を終えます。
2012年10月3日水曜日
続報・日本音楽理論研究会第21回例会(10月7日)のお知らせ
第21回例会(10月7日)当日の時間配分、内容変更、ネット情報のご紹介をお知らせいたします。
★★★ 時間配分と内容変更
■ 13:30-14:30 「洋楽渡来と野生の思考(パンセ・ソバージュ) ―洋楽流入期における民俗的思考に関する構造人類学的研究―」 川崎瑞穂
■ 14:30-14:40 質疑応答
■ 14:40-15:00 休憩
■ 15:00-17:40 「プログレッシヴ・ロックの研究 ~ELP《タルカス》の分析~」 川本聡胤 (以下の時間配分は未定です。)
1.主発表者の発表
2.ガチンコ対決 「ELP《タルカス》をクラシック風に分析すると?」 見上潤
3.質疑応答を含むディスカッション
★★★ ネット情報のご紹介
今回とりあげる作品はこれまでの日本音楽理論研究会でなじみのないものなので、ネット上の情報を紹介させていただきます。
これによって当日のディスカッションが盛り上がることを願っております。
なお、最新の情報は以下のブログで公開しておりますので、ご確認ください。
http://smtjt.blogspot.com/
また、facebookに参加しておられる方は以下の日本音楽理論研究会facebookにもご参加ください。
http://www.facebook.com/groups/205456326182727/
★★ 《タルカス》についてのリンク紹介
★ 1. 音源: 非常に人気のある作品なのか、極めて多くの演奏・アレンジが存在します。そのうちほんの一部を紹介します。その他はリンクをたどって探してみてください。
1.1. フルヴァージョン: LPのA面、B面が入っている。第21回例会の分析対象はA面(最初の21分まで)のみ。
http://www.youtube.com/watch?v=2TACC1z7hcA&feature=related
1.2. 吉松隆のオーケストラ・アレンジ(ライブ): クラシック畑の人にはこちらのほうが聞きやすいかもしれません。これを聞くとブラスへのアレンジも合うと思う。
http://www.youtube.com/watch?v=81JaE2SDWe0
1.3. 吉松隆のオーケストラ・アレンジ(ライブ): TV収録版。
http://www.youtube.com/watch?v=eFz9XceS8TQ&feature=related
1.4. ピアノ・ソロ版: バロック風のインプロヴィゼーションもあったりで、かなりオリジナルな演奏。
http://www.youtube.com/watch?v=HrXuvkj5Vi0&feature=related
1.5. EL&P TARKUS(1972.07.22 後楽園球場): 日本でも流行した当時の雰囲気が伝わってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=2kq0rwgr0Ss&feature=fvwrel
★ 2. 楽譜: 当日発表資料として部分的に配布しますが、全曲を入手したい場合は以下からダウンロードしてください。
2.1. ピアノ・アレンジ楽譜(ドイツ語版ウィキペディアより): Klaviertranskription von Tarkus (PDF-Datei; 27,61 MB) ※ [Weblinks] [Note]にB面の曲の楽譜もあります。
http://www.exobit.org/~boo/ELP-DISC/Tarkus.pdf
★ 3. 歌詞: 非常に哲学的な内容も読み取れます。時代背景を前提としながら読むと考えさせられます。
3.1. プログレッシヴ・ロックの歌詞の対訳と非常に詳しい解説に限定したサイト。
http://proglyrics.blogspot.jp/2011/11/blog-post.html
★ 4. 解説:
4.1. ウィキペディア日本語版: 基本的情報はここから得られます。キース・エマーソンのトレード・マーク的な和音であり ELPっぽい音を狙ったとされる”ド・ファ・ソ・シb・ミb のコード”とは何かが今回のポイントのひとつになるかもしれません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%B9
4.2. ウィキペディアドイツ語版: 他の言語版に比較して異様に詳しく、譜例入りの簡単な分析も入っている。楽譜のみならず映像のリンクも多数あり。現在翻訳作成中。
http://de.wikipedia.org/wiki/Tarkus
★★ 非常に簡単にですが、「おらんだ楽隊」についてのリンクもご紹介いたします。
★ 音源: 以下のYouTubeからご覧ください。
http://www.youtube.com/results?search_query=%e3%81%8a%e3%82%89%e3%82%93%e3%81%a0%e6%a5%bd%e9%9a%8a&utm_source=googletb
★★★ 日本音楽理論研究会第21回例会のお知らせ ★★★
日時: 2012年10月7日(日)13:30-17:40 (13:10 受付開始)
会場: 国立音楽大学AI(アイ)スタジオ (JR国立駅南口下車、国立音楽大学付属幼稚園地下)
〒186-0004 東京都国立市中1-8-25 TEL: 042-573-5633
参加費: 一般¥2000/学生¥1000
■ 「洋楽渡来と野生の思考(パンセ・ソバージュ) ―洋楽流入期における民俗的思考に関する構造人類学的研究―」 川崎瑞穂
■ 「プログレッシヴ・ロックの研究 ~ELP《タルカス》の分析~」 川本聡胤
Secretariat of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
日本音楽理論研究会事務局(本部)
ホームページ:http://sound.jp/mtsj/
〒870-0833 大分市上野丘東1-11 大分県立芸術文化短期大学音楽科 小川研究室気付
TEL &FAX 097-545-4429
Email: ogawa@oita-pjc.ac.jp
本部facebook: http://www.facebook.com/groups/205456326182727/
Tokyo branch of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
日本音楽理論研究会東京支部 (見上潤 Mikami Jun)
ブログ: The Society For Music Theory Of Japan, Tokyo http://smtjt.blogspot.com/
ホームページ: http://www.geocities.jp/dolcecanto2003jp/SMTJ/index.htm
★★★ 時間配分と内容変更
■ 13:30-14:30 「洋楽渡来と野生の思考(パンセ・ソバージュ) ―洋楽流入期における民俗的思考に関する構造人類学的研究―」 川崎瑞穂
■ 14:30-14:40 質疑応答
■ 14:40-15:00 休憩
■ 15:00-17:40 「プログレッシヴ・ロックの研究 ~ELP《タルカス》の分析~」 川本聡胤 (以下の時間配分は未定です。)
1.主発表者の発表
2.ガチンコ対決 「ELP《タルカス》をクラシック風に分析すると?」 見上潤
3.質疑応答を含むディスカッション
★★★ ネット情報のご紹介
今回とりあげる作品はこれまでの日本音楽理論研究会でなじみのないものなので、ネット上の情報を紹介させていただきます。
これによって当日のディスカッションが盛り上がることを願っております。
なお、最新の情報は以下のブログで公開しておりますので、ご確認ください。
http://smtjt.blogspot.com/
また、facebookに参加しておられる方は以下の日本音楽理論研究会facebookにもご参加ください。
http://www.facebook.com/groups/205456326182727/
★★ 《タルカス》についてのリンク紹介
★ 1. 音源: 非常に人気のある作品なのか、極めて多くの演奏・アレンジが存在します。そのうちほんの一部を紹介します。その他はリンクをたどって探してみてください。
1.1. フルヴァージョン: LPのA面、B面が入っている。第21回例会の分析対象はA面(最初の21分まで)のみ。
http://www.youtube.com/watch?v=2TACC1z7hcA&feature=related
1.2. 吉松隆のオーケストラ・アレンジ(ライブ): クラシック畑の人にはこちらのほうが聞きやすいかもしれません。これを聞くとブラスへのアレンジも合うと思う。
http://www.youtube.com/watch?v=81JaE2SDWe0
1.3. 吉松隆のオーケストラ・アレンジ(ライブ): TV収録版。
http://www.youtube.com/watch?v=eFz9XceS8TQ&feature=related
1.4. ピアノ・ソロ版: バロック風のインプロヴィゼーションもあったりで、かなりオリジナルな演奏。
http://www.youtube.com/watch?v=HrXuvkj5Vi0&feature=related
1.5. EL&P TARKUS(1972.07.22 後楽園球場): 日本でも流行した当時の雰囲気が伝わってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=2kq0rwgr0Ss&feature=fvwrel
★ 2. 楽譜: 当日発表資料として部分的に配布しますが、全曲を入手したい場合は以下からダウンロードしてください。
2.1. ピアノ・アレンジ楽譜(ドイツ語版ウィキペディアより): Klaviertranskription von Tarkus (PDF-Datei; 27,61 MB) ※ [Weblinks] [Note]にB面の曲の楽譜もあります。
http://www.exobit.org/~boo/ELP-DISC/Tarkus.pdf
★ 3. 歌詞: 非常に哲学的な内容も読み取れます。時代背景を前提としながら読むと考えさせられます。
3.1. プログレッシヴ・ロックの歌詞の対訳と非常に詳しい解説に限定したサイト。
http://proglyrics.blogspot.jp/2011/11/blog-post.html
★ 4. 解説:
4.1. ウィキペディア日本語版: 基本的情報はここから得られます。キース・エマーソンのトレード・マーク的な和音であり ELPっぽい音を狙ったとされる”ド・ファ・ソ・シb・ミb のコード”とは何かが今回のポイントのひとつになるかもしれません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%B9
4.2. ウィキペディアドイツ語版: 他の言語版に比較して異様に詳しく、譜例入りの簡単な分析も入っている。楽譜のみならず映像のリンクも多数あり。現在翻訳作成中。
http://de.wikipedia.org/wiki/Tarkus
★★ 非常に簡単にですが、「おらんだ楽隊」についてのリンクもご紹介いたします。
★ 音源: 以下のYouTubeからご覧ください。
http://www.youtube.com/results?search_query=%e3%81%8a%e3%82%89%e3%82%93%e3%81%a0%e6%a5%bd%e9%9a%8a&utm_source=googletb
★★★ 日本音楽理論研究会第21回例会のお知らせ ★★★
日時: 2012年10月7日(日)13:30-17:40 (13:10 受付開始)
会場: 国立音楽大学AI(アイ)スタジオ (JR国立駅南口下車、国立音楽大学付属幼稚園地下)
〒186-0004 東京都国立市中1-8-25 TEL: 042-573-5633
参加費: 一般¥2000/学生¥1000
■ 「洋楽渡来と野生の思考(パンセ・ソバージュ) ―洋楽流入期における民俗的思考に関する構造人類学的研究―」 川崎瑞穂
■ 「プログレッシヴ・ロックの研究 ~ELP《タルカス》の分析~」 川本聡胤
Secretariat of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
日本音楽理論研究会事務局(本部)
ホームページ:http://sound.jp/mtsj/
〒870-0833 大分市上野丘東1-11 大分県立芸術文化短期大学音楽科 小川研究室気付
TEL &FAX 097-545-4429
Email: ogawa@oita-pjc.ac.jp
本部facebook: http://www.facebook.com/groups/205456326182727/
Tokyo branch of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
日本音楽理論研究会東京支部 (見上潤 Mikami Jun)
ブログ: The Society For Music Theory Of Japan, Tokyo http://smtjt.blogspot.com/
ホームページ: http://www.geocities.jp/dolcecanto2003jp/SMTJ/index.htm
2012年9月21日金曜日
浅田秀子氏の著作要旨、オーストリアのweb雑誌に掲載される!
ヴィーンのフランツ・シューベルト・インスティテュートのweb雑誌「Sparks & Wiry Cries (火花と金切り声)」に、浅田秀子氏の著作『シューベルト「冬の旅――冥界のヘルメス」解釈と演奏法』の英訳要旨が掲載されました。これを機に優れた翻訳者が名乗り出てくれることを期待しているとのことです。
Sparks & Wiry Cries
http://www.sparksandwirycries.com/
Sparks & Wiry Cries
http://www.sparksandwirycries.com/
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